痛みの原因を見極める

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当研究会の考え方のイメージとして、水漏れを例に説明することがあります。濡れている床を拭くだけ(痛みへの対症療法)ではまた水で濡れてしまいます。そのため、水が漏れている原因(痛みの根本原因)を見極め、対処していくことが必要となります。
蛇口がおかしいのか、水道管がおかしいのか、水道局に問い合わせるべきなのか。
例えば、肩が痛いという症状。肩周囲のストレッチと筋トレだけでなく、なぜ筋が固くなったか?なぜ筋力が低下したか?
原因を導き出しアプローチする方法を、共に探していきましょう。

B.I.O.コンセプトとは①

バイオ=生物 としての人間の機能に着目

人間という生物が元々生活しているスタイルを想像してみてください。
夜明けで目覚め、日中は狩りや子供の世話をして過ごし、夕方になると家に帰り休んでいたと思われます。現代と生活は大きく変わっていますが、生物としての機能や働きの根本の多くは変わらないと考えています。
当研究会では動きや痛みなどを診る際に、人間という生物としてどう反応しているのかを考えることが一つの軸となっています。



B.I.O.コンセプトとは②


Brain Inside Outside の頭文字

・Brain→【脳科学】
・Inside→【身体の内部】
・Outside→【身体の外部】
当研究会では、これらを統合してセラピーやリハビリに活かす考え方を採用しています。

①脳

ヒトの脳には常にたくさんの情報が入ってはその情報を瞬時に出力に変換を繰り返しています。
ヒトの動き、痛みなどの感覚、感情・思考も脳の働きです。
さまざまな研究で脳に関して分かってきている事はありますが、まだまだ未解明な臓器のため可能性がたくさんあります。ヒトの身体を考えるときに無視できない脳となります。


②構造

身体の内部:神経系、脈菅系、内臓系などを考慮
身体の外部: 筋骨格系、脂肪、皮膚などを考慮


③環境

身体以外の外部(対象者の環境・既往歴・生活歴など)を考慮
セラピーのときに、既往歴や生活スタイルを考えたことはありますでしょうか?手術したのは何十年も前の話だから、と貴重なヒントを置き去りにしていませんか?


これらの相互作用により我々は生活しています。何かしらの破綻、欠如、過剰な状態が何かしらの苦痛を及ぼしていると考えます。




内臓と自律神経


痛みや身体の動きを考えるときに、骨、筋肉、膜などは容易に想像がつくと思います。しかし、中身である内臓や血管、神経などがどのような動きをしているのか想像しながら診ているでしょうか?
また、内臓や血管は自律神経の影響も大きく受けます。
その自律神経は生活やメンタルにも影響受けます。

当研究会ではこれらも考慮して、施術、運動・生活指導に活かしていきます。

軸となる考え方

①身体の振動システム

⇒PVS理論

②身体の内圧状態

⇒内臓や循環などへのアプローチ

③感覚のズレ

⇒センシングエラーとリセンシング

その他の特徴

① 生活暦や既往歴を重要視
② セルフケアを重要視
③ 評価を重要視


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